
レッド・ドラゴン出演: アンソニー・ホプキンス, エドワード・ノートン
人食いハンニバル、ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)と、元FBI捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)の究極の洞察力がおもしろい。スリラー系のサスペンス映画で不気味なシーンも多いが、十分ドキドキできる。そんなことより、個人的には、この映画の洞察力にすごく関心がある。人間本来がもってる洞察力のすごさをすごく感じれる映画だ。
人がこー言ってる、あー言ってたとか、見えてるもので判断する人が多いけど、この映画の洞察力は次元が違う。1つ先程度でなく、別格の次元。僕が感じるのは、こういう才能を、人間は誰もが持ってるのに、発揮できずに生きてるだけのような、違和感のような感覚。
スポーツ選手でもビジネスマンでも、良いイメージを持って!と、取り組んでるけど頭の中で描いたことが、思い通りにならないのは、きっとそれを信じきれてないから。頭の中で描いたイメージが、頭の中だけだからダメなんだと思う。そのイメージを、足の指先まで、身体中で感じれて、そのイメージした姿を、全身で感じることができれば、逆にイメージ通りにしか進めないし、猜疑心など、もてなくなる。ずば抜けた占い師や、この映画の洞察力は、頭の中でよぎったこと、ひらめいたこと全てが現実なだけで、その自分に何の疑いもなく、自分の思うことが全てなんだと思う。